古山結個展「離散の円」

古山結 個展「離散の円」

会期:2023年11月25日(土)-12月17日(日)

開廊時間:13:00-19:00

休廊日:月曜、火曜


この度、TAKU SOMETANI GALLERY では、古山結個展「離散の円」を開催いたします。

作家の古山は、自身の制作について「私にとって“描く”ことは、言葉に似ている。」と言っています。

日々の感覚や考えを、触覚などの感覚との対話として制作される古山結の作品を紹介いたします。

是非この機会に、ご高覧頂ければ幸いです。


・本展示について

結局私にとって、絵は言葉なのだと思います。

日常の端々で感じたこと、消えるもの、忘れることを言葉にして認識しようする。声や表情、仕草を投げて、受け取って、それでコミュニケーションをはかる。それは私にとっての対話の在り方だったり、「話すこと」「聞くこと」そのものの価値だったりします。

絵を描くとき、描きたいものを探っていくその行為は、私には対話のように感じられるし、出来上がった絵は言葉のようだと思います。

今展のタイトルは、「連続性のない、ひとつひとつを並べて、ちぐはぐの円にすること。」を思い浮かべて名付けました。離散的な事象が円になり、連続性を帯びるとき、そこに新しい対話のためのテーブルが設けられるのではないかと思っています。

ご覧いただければ幸いです。

2023年 古山結


・作家略歴

1991 愛知県出身

2012 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 入学

2016 同大学卒業

東京藝術大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻日本画領域 入学

2018 同大学院修了

2021 東京藝術大学大学院博士後期課程美術研究科美術専攻日本画領域 修了

博士号(美術)取得  学位授与番号 甲第1028号

現在 東京藝術大学日本画研究室 教育研究助手

その他

2018 修了作品東京藝術大学美術館買上げ賞

2019 文化庁「障害者の芸術活動を支援する新進芸術家育成事業」研修 修了

2021 東京藝術大学大学院博士論文「往来する身体」        

2020 シェル美術賞 入選

2022 絵画の筑波賞2022 優秀賞

2023 Idemitsu Art Award 2023 正路佐知子審査員賞

個展や主な活動歴

2023

「痺れと軽快 Numb and Pop」CLEAR GALLERY TOKYO(個展)

「まなざしのむこう」澤﨑華子・角谷紀章・小田川史弥・張騫・宇野七穂UNPEL GALLERY(6人展)

「集まって引く」吉田愛Gallery Pictor (2人展)

「離散の円」Taku Sometani Gallery (個展)        

2022

「近接遠眺」CLEAR GALLERY TOKYO(個展) 

「多面の水面」澤﨑華子 ニュースペース パ(2人展)

「端境に立つ」ts4312(個展)

「新・今日の作家展‘22『世界をとりとめる』」横浜市民ギャラリー(3人展)(パフォーマンス)

「地面に足がつく」gallery雨讀(個展)

2021  

「話して歩いてできている」gallery雨讀(個展)

「ゆきのにわ」杉山佳 アートスペース羅針盤(2人展)

2020 

「からだの中にあることば」アートスペース羅針盤(個展)

「東京藝術大学博士審査展2020」東京藝術大学大学美術館(博士審査展)

2019

「RIBBON」古家野雄紀 アートスペース羅針盤(2人展)

「なつのにわ」杉山佳 gallery子の星(2人展)

「青参道アートフェア:What are little girls made of ?」やましたあつこ・高橋生也 additional gallery(3人展)

2018 以前

「三國G SPACELESS」 Woosuk Gallery Seoul National University/日本画研究室海外交流事業展示

「Not unrelated」小山衣美・宮原万智  gallery Arai associates(3人展)(パフォーマンス)

「カキクウチ」GEMBA/板坂留五・小黒由実・櫻田康太 貸し原っぱ谷中音地 (パフォーマンス)

など

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