柿坪満実子個展「それは、あなただった。」

会期:2024年4月5日(金)-4月28日(日)

Opening:4月5日 20:00まで営業

開廊時間:13:00-19:00

休廊日:月曜、火曜

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-10-1サンデシカビル1階


柿坪満実子は、見えることと、見えなくなること。 在ることと、無いことについて考察し、記憶や面影をテーマにテラコッタと釉薬を使った彫刻、忘却のプロセスとして氷を使った映像を制作しています。
今回の個展についてのテキストの中で ”記憶の中の存在は本来の姿とは少し離れていて、思い出すたびに⾃分から遠ざかっていくようだ。” と言っています。その作品は人体をモチーフにしたテラコッタの立体作品や、立体作品を繭のように繊細な異素材で包み込んだ作品を発表しています。本展では立体作品と映像作品にて展示を構成致します。
是非この機会に柿坪満実子の作品をご高覧頂ければ幸いです。


・ステートメント
猫の背中を撫でて、かつてそこにあった⼩さな背中を思い出す。
友⼈に会って「またね」と⾔うと、もう会えない⼈のことをふと思い出す。
姿形は思い出せても、表情や眼差しまでは思い出せなくて、記憶を留めることの
難しさを実感する。
記憶の中の存在は本来の姿とは少し離れていて、思い出すたびに⾃分から遠ざかっていくようだ。
イメージは時間と共に更新され、忘れられていく。
やがて何も思い浮かばない時が来るのだと思う。
記憶を頼りに確信の持てない顔の影を作る。
これまでは、個⼈を意識せずに制作してきた。
今は、「誰でもない誰か」ではなく、「あなた」だったことを⼤切にしたい。



・展示歴
2020 グループ展 「 WALLAby /ワラビー」GINZA ATRIUM GINZA SIX 銀座蔦屋書店
2021 第24回グラフィック「1_WALL」展 (Guardian Garden /東京)
2022 「UNLOGICAL 03」 (MONO.LOGUES /東京)
「ANB Open Studio vol.2」 (ANB Tokyo /東京)
個展「面影を置く」 (gallery BLUE 3143 /東京)
「風の目たち/The eyes of wind Vol.1」 (16 Pavle ingorokvaSt /トリビシ)
「コミテコルベールアワード2022 -The beauty of imperfection- 展」 (藝大美術館)
「Platform 29.8」(ANB tokyo / 東京)
2023 「今や光にすかしても」(roll / 東京)
「京都×アートプロジェクト」(京都)
個展「ただ思い出したいだけ」(gallery BLUE 3143 /東京)
「バグスクール:うごかしてみる!」(アートセンターBUG/東京)
受賞/奨学金
2019 東京藝術大学「久米桂一郎奨学基金」
2021 第24回グラフィック「1_WALL」 ファイナリスト
2022 コミテコルベールアワード グランプリ
掲載
2023 文芸誌『MONKEY vol30』スティーブン・ミルハウザー「影劇場」扉ビジュアル


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