やましたあつこ個展「dendrophilia」

会期:2022年11月12日(土)-2022年12月4日(日)

開廊時間:13:00-19:00

休廊日:月曜,火曜

TAKU SOMETANI GALLERY
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-10-1サンデシカビル1階


この度、TAKU SOMETANI GALLERY では、やましたあつこ個展「dendrophilia」を開催いたします。
当ギャラリー3回目となる今回のやましたあつこ個展では、樹木性愛者を意味するdendrophiliaをタイトルとした新作を発表いたします。
作家活動初期より一貫して描いている “邪魔の無い幸せ” の新たな展開をご高覧頂ければ幸いです。


・アーティストステートメント
たまに人間はニンゲンの理解の範疇を越えたりする。
例えば恋というものは
時に気が狂うほど、そこから生まれるパワーは凄まじいものがあると思う。
そしてその相手が異性であり
同性であり、老人であり、小児であり
動物であり、液体でもあり、
植物でもあるのだ。
誤解の多いパラフィリアだが
彼らはお互いを尊重しあい、愛情を持って対等にリレーションシップを取っている。
もちろん相手を傷つけることなどしない。
その行為はヘテロセクシャルと全く変わらない。
交流電流を生み出した天才発明家ニコラ・テスラは、晩年雌鳩をパートナーとして暮らしていた。
老夫婦がパートナーを失うと相手も追うように亡くなると言われるように、パートナーの鳩が亡くなってからテスラも事切れたのだ。
テスラと鳩の間には夫婦としてのしっかりとした愛情のリレーションシップを取られていたと私は思う。
人間の脳は10%しか使われていない。
お互いに言語を超えたコミュニケーションが取れること。
これは超能力と言うべきか。
私は今デンドロフィリア(植物性愛者)について調べている。
植物は癒される、家のインテリアとして使う。
彼らをきっとそのように考えていないだろう。では彼らはどの様に植物を想っているのか。
植物性愛者の文献は非常に少ない。
それならば私が自然に囲まれる場所に身を置いて、彼ら(植物)を観察し感じることで少しでも理解が近づくのではないか。
そう思い、私は森深くのレジデンスへ来た。
ヘテロセクシャルではないこと、それは不幸だと人は言うかもしれない。
私はそう思わない。
これは原罪ではない。
いくら非難をしても、偏見を持ったとしても、障害だと決めつけたところで
ニンゲンは変えられない。
正しさは別の正しさを排除するだけである。
私は「邪魔のない幸せ」を絵画にしていている。


・略歴
1993年愛知県生まれ。2018年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
幼少期の体験に基づいて創生したパラレルな世界を油彩、日本画材を使いながらドローイング的な柔らかい筆致で絵画に起こし、一貫して「邪魔のない幸せ」を描いている。
主な個展に「王国のベール」(GINZA SIX 銀座蔦屋アートウォール, 東京, 2022)、「once upon a time」(NADiff A/P/A/R/T, 東京, 2021)、「Utopia」(TAKU SOMETANI GALLERY, 東京, 2020)
主なグループ展に「式畫廊開幕首展」(SAN GALLERY, 台湾, 2022)、「”Ampersand””旧图像世的挽歌」 (東京画廊+BTAP|北京, 中国, 2022)、「TAION: when we talk about our world」(Spiral Garden, 東京, 2021)など多数。
主な受賞歴に「シェル美術賞2018 藪前知⼦審査員賞」、「第4回CAF賞⼊選」、「第13回ホルベインスカラーシップ奨学生」があり、また作品は愛知県美術館にパブリックコレクションとして収蔵されている。

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