撮影:佐藤真優

峰松沙矢個展「目のま 帆 こぐ光」

会期:2025年4月25日(金)-5月18日(日)※5月1日-5月8日休廊

開廊時間:13:00 – 19:00

休廊日:月曜

住所:東京都渋谷区神宮前2丁目10-1,サンデシカビル1階


この度、TAKU SOMETANI GALLERY では、峰松沙矢個展「目のま 帆 こぐ光」を開催いたします。

作家の峰松は現在、主に京都、大阪を中心に活動を展開しており、

他者や身体にまつわる事象との相互関係から自己を保つ在り様をみつめ、絵画、インスタレーションを用いて制作しています。2作品が対となる絵画シリーズでは、画布を皮膚として捉え、身体に纏わる液体や現象などをモチーフに、互いを真似し合うことで発生する相互関係を制作をしています。また、このシリーズでは互いの座標から関係性を拡張し往来するインスタレーションとしても展開しています。

今回の個展では新作を含む平面作品とインスタレーションを発表いたします。

当ギャラリーでは初めての個展となりますので、是非この貴重な機会にご高覧頂けると幸いです。


アーティストステートメント「目のま 帆 こぐ光」


視線は重力を阻み一瞬でたどり着く。
この目の間の線を眺めていたとき、
向こうへとたどり着くまでの距離や時間、重さ、
それらがここへどれほど往来したかは測ることができない。

帆に風穴が空くと潮風が通り抜ける。
舟は進行を失って停滞し、重い櫂でまた漕ぎ出す。

喉にはりつく粘っこい痰は海中を撫でる海藻のようで、
潮汐を繰り返すその海はこの身体の中にあるのかもしれない。

その身体からぼんやり浮かぶ現象の記憶を、
彷徨う視線で眺めることは、
進まない舟を波に委ね、
あたりを漂流しながら往来するような、
遅鈍に耽る旅なのかもしれない。


略歴

2000 大阪府生まれ。
2023  京都市立芸術大学 美術学部 油画専攻 卒業
2025  京都市立芸術大学 美術研究科 修士課程 絵画専攻 油画 在籍

【展示歴】
個展
2024 「峰松沙矢 個展」O ギャラリーeyes /大阪
2024 「spotting」京都蔦屋書店 /京都
2024 「spoofing」Alternative Space yuge /京都
2022 「はな あな たもたれるはな」MEDIA SHOP|gallery2 /京都
グループ展
2025 「grid4」biscuit gallery/東京
2025「浜あの真昼ぬるい息」AIR大原gallery/京都
2025 「スローイング・スパゲッティat 京都芸術センター ~京都芸術センターとスローイング・スパゲッティ
の2050年に向けて~」京都芸術センター/京都
2025 「ままならぬまなこ まなうらのこだま」プライベートビューイングルームこぉと/奈良
2025 「ダイヤモンドから夢を放つペルセウス」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA /京都
2024 「Standard Japan Edition」O ギャラリーeyes /大阪
2024 「スローイング・スパゲッティ at 御殿山生涯学習センター」御殿山生涯学習センター /大阪
2024 「お隣から50円引スクラッチ」HAPS HOUSE /京都
2024 「スローイング・スパゲッティ at HAPS HOUSE」HAPS HOUSE /京都
2023「東九条芸術祭」京都市地域・多文化交流ネットワークセンター,コミュニティカフェほっこり /京都
2023 「tiny moon, tiny sea」gallery metabo /京都
2023 「Tourbillion21」O ギャラリー eyes /大阪
2023 「スローイング・スパゲッティ at VOXビル」VOXビル /京都
2023 「展示力合宿!inかなざわ」 金沢市民芸術村 /石川
2022 「下京涉成小学校 作品展」京都市立下京涉成小学校 /京都
2021 「体内で満ちて」ART SPACE NUI /京都
2021「包まれた触れ幅」 四谷未確認スタジオ /東京
2020「スーパースプラウト~超☆芽吹き~」マンションみどり /大阪
 
賞歴・受賞等
2023 京都銀行美術支援制度 2023年度購入作品選抜
2018 AAC立体アートコンペティション 入選

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