小西景子個展「埃、結露、山を穿つ光」
会期:2024年9月4日(水)-9月22日(日)
open:13:00-19:00
休廊日:月曜
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-10-1サンデシカビル1階
この度、TAKU SOMETANI GALLERY では、小西景子個展「埃、結露、山を穿つ光」を開催いたします。
本展のタイトル「埃、結露、山を穿つ光」は、平面上の明暗では明に還元される物(特に群を成す物)、平面上では山にも穴をあけることができる光を表しています。
作家小西の作品は、異なる画像が結び付くことで生まれる、構図のバランスやリズムにより、2つの像が関係を持ち、切り離せないものへと変わっていきます。
今回の個展では、平面に生じる視覚的な奥行きに興味を持って作っているダブルイメージのシリーズ “Particles” に加えて、写真/映像などを展示予定です。
ステートメント
子供の頃からの写真を振り返ると、ハレの日の写真がたくさんある。
大人になり、通過儀礼が一通り落ち着いて、祝い事が著しく少なくなった今
私のここ10年ほどを振り返っても、晴れ着姿の写真は無いに等しい。
更に、時代の変化によって何かを盛大に祝うことは、周りでもかなり少なくなったように感じる。
更に携帯端末に付属するカメラ機能が発達したり
フィルムからデータへと写真や映像の保管方法が変わったことで、日常的に写真やビデオを撮る機会が増えて
データフォルダがケの日(日常)の写真で埋め尽くされているのは私だけでは無いはずだ。
街角に、山道に、河原に、ふと目の前に現れた掴みどころのない場面を写真という形で集める。
条件が揃えば、どこにでも起きうる反射や色の移り変わり、言わば誰にでも撮れる風景写真を紙の上に留めて残す。
日常に輝いたものを逃さず撮れるようになったことは、ハレの日が少なくなった私への救いの一つのように思う。
Profile
小西景子
1993年生まれ。京都府在住。
2018 年 京都市立芸術大学 大学院美術研究科 修士課程 絵画専攻 版画 修了
Solo Exhibition
2022 年 Current location / アートゾーン神楽岡 ( 京都 )
2021 年 水の影、光の粒子 /TAKU SOMETANI GALLERY( 東京 )
2020 年 浸透する光の姿 / アートゾーン神楽岡 ( 京都 )
2019 年 Imitation of south wind/ 芝田町画廊 ( 大阪)
2018 年 Co-shape /TAKU SOMETANI GALLERY(東京)