中根唯個展 「目の奥でなでる」

中根唯 個展 「目の奥でなでる」

会期:2023年8月9日(水)-8月29日(火)

13:00-19:00

※休廊日:12(土)、13(日)、14(月)、21(月)


この度、TAKU SOMETANI GALLERY では 中根唯 個展「目の奥でなでる」を開催いたします。

中根唯は1992年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画技法・材料研究分野修了。

半立体に描いたシリーズなどがあり、一貫して「絵の在り方」をキーワードに制作しています。

今回の展示では、長い絵と毛皮(半立体に毛が描いてあるもの)のシリーズの大きく2種類の作品で構成されます。


ステートメント

遠くの景色を眺めるとき、頭の中の手でどうにかその景色を触りながら見つめている。もちろん実際には触れないのだが、イメージした手で建物やら山やら道やらをなでたりなぞったりする。あの山に生き物はいるだろうかとか、あの道を人は歩くだろうかとか考えながら。

飼っていた犬を思い出す時もそうで、今はもう触れない犬を思い出し、イメージしながら頭の中でなでる。なでたときの手触りの記憶とともにイメージを頭に浮かび上がらせる。どうしても忘れそうになってしまうので、なんとか暖かさや体のかたちを思い出しながら。


略歴:

1992年 北海道札幌市生まれ。愛知県、千葉県育ち。

2016年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業

2019年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画技法・材料研究分野修了

主な個展

2022年 「パン屋と絵 ♯15中根唯」 ドイツパンの店タンネ 東京

2021年 「ゆるめの輪郭」 JINEN GALLERY 東京

2019年 「毛皮かもしれない」 JINEN GALLERY 東京

2019年 「絵はこれです」 四谷未確認スタジオ 東京

2018年 「絵のからだ」 Artetage ウラジオストク

主なグループ展

2023年 プレイグラウンド:庭のあそび PLAYGROUND 京都

2023年 うららか絵画祭「素的な力のかかり方」 The 5th floor 東京

2021年 Collectors’ Collective Vol.3 MEDEL GALLERY SHU 東京

2020年 飛生芸術祭2020 飛生アートコミュニティ 白老町/北海道

2019年 アートアワードトーキョー丸の内2019 新丸ビル3階アトリウム 東京

2017年 ASYAAF (Asian Students and Young Artists Art Festival) Dongdaemun Design Plaza 韓国

受賞歴

2019年 アートアワードトーキョー丸の内 審査員 高橋明也賞

2017年  株式会社ベリタス主催「VANコンテスト」 オーディエンス賞

2017年 石橋財団国際交流油画奨学生

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