Yuma Yoshimura「うしろとか向かない」
2022年7月23日(土)-8月10日(水)
13:00-19:00 月曜休廊
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-10-1サンデシカビル1階
この度、TAKU SOMETANI GALLERY では、当ギャラリー三回目となるYuma Yoshimuraの個展を開催いたします。
Yuma Yoshimuraは、1980年東京生まれ。
「自身と外界の関わりあい」を主題に、内面世界と外界世界の関係性を追求し作品を発表し続けている。
作家自身が日常的に目にする出来事や過去の情景、言語化出来ない違和感などを織り交ぜて可視化しているその作品は、あらかじめコンセプトを設定し、理性によりコントロールする制作方法を取らず、意識下のイメージを記述する新たな試みでもある。
是非この機会にご高覧頂ければ幸いです。
「うしろとか向かない」アーティストステートメント
ここ数年の出来事で生きる時間は有限なのだとよく考える。
目の前の一瞬の連続性が、後の自分の在り方を左右するなら、出来るだけ前向きに、人との関係性をより大事にしたいと思うようになった。
そして心身の変化からか、今まで頻繁に描いていた鋭く尖った細密な線は必要以上に描かなくなり、新しい素材を使用しながら、ゆるやかで、より太い線を取り入れたドローイング要素の強い作品も描くようになった。
無理に背伸びをしていた頃と比べて、作品に対して力みや迷いもなくなり、肩の力を抜きながら描いた今回の作品は、今まで吐き出せなかった本来の自身にどんどん近づいている。
Yuma Yoshimura
Biography
Yuma Yoshimura (ユウマ・ヨシムラ)
1980 年東京生まれ。
2004 年多摩美術大学絵画学科版画専攻卒業。
主な個展に「In-to-You」(A Word of Art/ケープタウン/2011 年)、「The Burning Silence」(Montana Gallery/バルセロナ/2013 年)、「beyond the shapes」(Calm&Punk Gallery/東京/2017 年)、「この部屋から見る宙」(TAKU SOMETANI GALLERY/東京/2019 年) がある。
自身の内面と外界との関係性を探りながら、形状と情景といった要素をもちいて、主にアルミニウムや木材を使用した平面や半立体作品、インスタレーションを制作している。
2021 年にオルタナティブ・スペース「MONO.LOGUES」の運営を開始する。