丸山太郎個展「リバーシブルサスペンス/ずっといい感じの思い出」

「リバーシブルサスペンス/ずっといい感じの思い出」

丸山太郎

2021年10月2日(土)-10月24(日)

Open 13:00-19:00 月曜-火曜休廊

東京都渋谷区神宮前2丁目10-1サンデシカビル1階


この度、TAKU SOMETANI GALLERYでは、丸山太郎個展「リバーシブルサスペンス/ずっといい感じの思い出」を開催いたします。

丸山太郎は、2021年東京藝術大学において博士号を取得し、今後の活動が期待される彫刻家の一人です。

丸山は、ダイナミックな木彫作品、木彫とレディメイドの組み合わせ、セラミック作品など、多様な技法を駆使し、現代の雑多な日常から得られるイメージを分解、再構築し、 ”彫刻” として造形化された作品は、私たちが「そういうものだ」と定着している既成概念に大きく揺さぶりをかけ、鑑賞者を圧倒します。

是非この機会に、丸山太郎の新作をご高覧頂ければ幸いです。


・アーティストステイトメント

角川のブロックバスターアイドル映画の直後にマグロ漁師の重たい話を発表し、今度はにっかつロマンポルノを撮るような映画監督に憧れてしまいます。私のスタイルではその時々の興奮、ムカつき、キツさ、みたいな気分と機会の中で直観的にできることとやりたいことが見つかってきます。それは表現のモチーフや内容に一貫性を作る感覚とは異なります。

初めは20代が終わるのが寂しくて、思い出がありまくる友達たちをモチーフにした小さい像を作ろうとしていました。今回は青春お土産彫刻とサスペンスです。二本立てとか両A面シングル盤のようなイメージです。リバーシブルです。

そして、壁には必ず向こう側があって片側しか見ることができません。サスペンスとは宙吊りの状態で、予感が持続している間だけ成立します。リピートと寸止めは不穏さをどんどん増幅させますが、満を持して爆発はさせません。「ずっと続く」想像はそうして生まれるかもしれないと考えています。


・略歴

1991年 神奈川県生まれ

2018年 東京芸術大学大学院彫刻専攻修了

2021年 東京藝術大学博士後期課程修了

グループ展

2017年 「木のシンギュラリティ#2」旧平櫛田中邸

2018年 「アートアワードトーキョー丸の内2018」新丸ビル

    「素材に問う」GALERIE SOL

    「アトリエの末裔あるいは未来#EXTRA」旧平櫛田中邸

2019年「Tokünsteralem」Academy of Fine Arts Münster

2021年「TAION」青山・スパイラルガーデン

個展

2019年「一緒にいようぜ」Gallery HIROUMI

2019年「日差しと不倫と優しい気持ち」TAKU SOMETANI GALLERY

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