Keiko KONISHI Solo Exhibition Co-shape

Keiko KONISHI Solo Exhibition

Co-shape

2018年11月24日(土)~12月16日(日)

Opening reception ;11月24日(土)17:00~19:00

〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus 4F


本展は2017年に京都市立芸術大学修士課程を修了し、現在京都にて制作活動を続けている、小西景子の初個展となります。

小西は、制作テーマを “Co-shape” という造語で現し、シルクスクリーンによる、点の集合が像を成している作品と、プリントアウトされた画像に網目状の点を重ねる手法の作品の2種類を制作しています。

その重ねられたイメージは混合されたり分解されたり互いに影響し合う視覚効果を生み出します。

是非、この機会にご高覧頂けると幸いです。

                           TAKU SOMETANI GALLERY

                                      染谷琢

-アーティストステイトメント-

点描のように、密集するドットが1つの画像を浮かび上がらせる。

画像の陰影があるから点が存在し、点が陰影を作るから画像が存在するという状況を

Co-shape(共形)と呼ぶことにした。

 網点と全体は個々で形を成しながら同じものでもあり、それは “私” と ”私の細胞” のように意識し合っていないが、互いが互いを成り立たせている関係と似ている。

 また、インクジェットで印刷された画像の上に網掛けの別の画像を重ね合わせると、2つの像が影響しあいながら画面を作り上げる。これも共形のひとつだと考えている。一見、無関係に見える画像が結び付くことで生まれる、構図のバランスやリズムを見つけることで、2つの像が関係を持ち、切り離せないものへと変わっていく。

 画像に網掛けを施しシルクスクリーンで紙に刷ると、中心に写っているモチーフのみが特別扱いされるのではなく画面全体が均質で、写真や画像というよりもインクや紙などで構成される物体であるということが顕著になる。すると、画面に映し出された奥の情報を読み解く以外に、表面の凹凸や構図のバランス、リズムなど手前や全体に焦点が当たり画面の内にあるモチーフの順位が変わったりする。

 手前にある作品表面とその奥に映っている情報を交互に行き来しながら、見ている物の順位を絶えず更新していくと、違った切り口の見方を日常にも発揮できるかもしれない。

                             2018年11月 小西景子


小西 景子 こにし けいこ
2016年3月 京都市立芸術大学 美術学部 美術科 版画専攻 卒業
2017年3月 京都市立芸術大学 修士課程 絵画専攻(版画) 修了

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