山口由葉個展

《柳 湖 ビル》キャンバス、油彩/652×803mm/2023

山口由葉個展「線をひっぱる」

会期:2023年6月10日(土)- 7月2日(日)

開廊時間:13:00 – 19:00

休廊日:月曜、火曜


この度、TAKU SOMETANI GALLERY では、山口由葉 個展を開催いたします。
山口由葉は 1992 年生まれ。 日常で目に光景や移動中の景色をドローイングし、その形を画面に取り込み絵画として構成している。その制作過程で様々な選択が行われ、絵画空間での出来事を経て作品を完成させています。
当ギャラリーでは 2 回目の個展となります。是非この機会にご高覧頂ければ幸いです。

本個展は現在、東京オペラシティアートギャラリーにて開催中の project N 90 山口由葉 会期2023.04.15[土] – 06.18[日]に合わせて開催いたします。

東京オペラシティアートギャラリーリンク先


・ステートメント

私は絵を描く上でプロセスを最も重要としている。こうなったからこう描こうと 1手1手反応しながら描いている。

また、日常の中の風景をモチーフとしているが、そのモチーフに意味はない。 モチーフを絵画の構成要素としてどのように描いているかに着目してほしい。

ドローイング は日常の移動時に行う。
通勤のバスの中や他の人が運転する車の中で 車窓の風景を見て、覚え、描こうとし、 その情景が記憶から薄れるまでのほんの数秒間のドローイングである。アトリエに持ち帰ったドローイング は私の記憶喚起をさせる手助けになる。 

私がタブローに求めるのは、 途中経過の描きっぱなしのようでありながら実は完成しているギリギリの絵画である。 これによって、他者は描きっぱなしである途中の絵だという認識を転換しなければならない。 見る側の固定観念に気付くきっかけになるだろう。 また描き方の順番がわかるような描き方をすることで見る側は私の絵描きとしての思考を追体験する。 追体験の中で1枚の絵画としての成り立ちに必要とした要素への私の選択を、 どのように受け取るのかを絵の前の他者に問う。


・略歴

山口 由葉 / Yuiha YAMAGUCHI
1992 愛知県生まれ
2021.4 名古屋造形大学造形学科造形学部洋画コース 入学
2016.3 名古屋造形大学造形学科造形学部洋画コース 卒業
2016.4 名古屋造形大学大学院造形研究科修士課程造形専攻 入学
2018.3 名古屋造形大学大学院造形研究科修士課程造形専攻 修了
2018.4 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画 入学

2020.3 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画 修了

個展
2023.6-7 線をひっぱる/TAKU SOMETANI GALLERY/ 東京
2023.4-6 project N/ オペラシティアートギャラリー/ 東京
2021.12-2022.1 四角い宇宙/TAKU SOMETANI GALLERY/ 東京
2021.5-6 絵 雨の雫/Gallery Valeur/ 名古屋

2020.7-8 私の近所の絵/Art Space & Cafe Barrack/ 愛知

グループ展
2022.5-6 Valeur/Gallery Valeur/ 名古屋
2020.9-10 流れて描く/ アートラボあいち / 名古屋
2020.9 アートアワードトーキョー 丸の内 2020/ 行幸地下ギャラリー/ 東京
2020.1-2 第 68 回東京藝術大学卒業・修了作品展/ 東京藝術大学上野校地 / 東京
2019.10 CAF 賞 2019 入選作品展覧会代官山ヒルサイドフォーラム/ 東京

2018.2 第 14 回名古屋造形大学 大学院修了展/ 名古屋造形大学/ 名古屋

レジデンス

2018.8-10 香港バプテスト大学/ 香港/ 中国

受賞歴Award
2020.9 アートアワードトーキョー 丸の内 2020/ 野口玲一賞
2019.10 CAF 賞 2019/ 白石正美賞

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