植田爽介個展「(whereabouts of the) ANIMA」

植田爽介個展「(whereabouts of the) ANIMA」

2019年10月5日(土)~10月27日(日)

Open 13:00~19:00

月曜休廊

オープニングレセプション:10月5日(土)17:00~19:00

〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus 4F


植田爽介は1994年香川県生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画第一研究室修了。「生物と無生物のあいだ」というキーワードを基に、版画技法や複製技術を用いて有機的な存在と無機的な存在が交じり合う瞬間を視覚化する。2016年度三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生。2017年ブラティスラヴァ美術大学に交換留学、ERASMUS+スカラシップ受領。2018年公益財団法人クマ財団第2期生。主なパブリックコレクションにfearless × Sosuke Ueta Collaboration Project (ネフェルティティ東京・西麻布)など。

近年では主に動物の皮と電子基板をモチーフとして扱った作品を中心に制作。それらを組み合わせることによって出来た立体物を撮影し、イメージとして版画に置き換え、別の媒体に転写することで近未来的視点と物質の質感を、“再想起”させる作品として表出している。

これまでの個展に「Assembling textures into new specimen」( 東京藝術大学絵画棟611、東京、2019 )、「Diving into the Perceptual Sea」( BUoY北千住アートセンター、東京、2018 )など。近年の主な展覧会に「KUMA EXHIBITION 2019」( Spiral Garden & Hall、東京、2019 )、「HELLO my name is _______」( EUKARYOTE、東京、2019 )、「シブヤスタイル vol.12」( 西武渋谷店 B館、東京、2018 )、「世界の砂を露で洗う-The Dust of the World, Washed by Droplets of Dew-」( 東かがわ市引田地区周辺、香川、2018 )などがある。

本展覧会では主に生物と製図用文房具や事務用品を組み合わせた半生物・半幾何学的なフォルムを扱った”imagine Series”を中心に展開。本シリーズの発端としては作家が多摩美術大学に通っていた学部時代、動物が印刷された写真に遊び心で三角定規や分度器の写真をコラージュし、その動物と製図用文房具が混じりあったかたちの輪郭をなぞることで有機的な存在と無機的な存在が交錯した中間のフォルムが生まれたのがきっかけである。

本展のタイトルとして掲げる(whereabouts of the) ANIMA〈魂の行方〉を何に見出すのか。

作者は会期中practice(実践)とそこから見出すinduction(法則)によって、生命体の在り方を多義的な視点から模索していく。


【STATEMENT】

Based on the keyword “living things and inanimate objects”, the universal form that nature weaves, lifestyle and (life) rhythm, it changes appearance in contemporary and primitive unconscious gaps, abstracts・rebuilds to a simple form, and has a wide variety of patterns and symbolic it is exposed on the screen as an icon. I reconsider the process of making works about people and people, and nature, how involvement with society, and to embody industrial aspects and visual differences in print and reproduction techniques as a clue.

「生物と無生物のあいだ」というキーワードを基に、自然が織りなす普遍的なかたち、ライフスタイルや(生活の)リズム、 それは現代と原初的な無意識の狭間で姿を変え、単純なかたちへと抽象化・再構築し、多種多様な文様や象徴的アイコンとして画面に表出されます。人と人、人と自然、そして社会との関わり方について作品制作する過程と実践において再考し、それを版画技法や複製技術におけるインダストリアルな側面や視覚的な差異をひとつの糸口として体現することを試みています。

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